
不動産購入で最初にすべきことは、物件を探すことではありません。まず「いくらまで出せるか」を明確にすることです。予算の上限を決めずに物件を見始めると、気に入った物件に感情移入してしまい、冷静な判断ができなくなるリスクがあります。
予算を考える際は、以下の2つの軸で整理します。
① 自己資金(頭金) 一般的に、物件価格の10〜20%を自己資金として用意することが推奨されています。たとえば4,000万円の物件であれば、400〜800万円が目安です。ただし、自己資金をすべて頭金に充てるのは危険です。引っ越し費用・諸費用・生活の緊急予備費として、最低でも100〜200万円は手元に残しておきましょう。
② 借入可能額(住宅ローン) 金融機関が融資できる上限の目安は、年収の約5〜7倍とされています。ただし「借りられる額」と「無理なく返せる額」は別物です。毎月の返済額が手取り収入の25〜30%以内に収まるよう、返済シミュレーションを必ず行いましょう。
予算と並行して、「なぜ買うのか」を言語化することも重要です。
実需目的:自分・家族が住むための購入。生活利便性・学区・通勤距離を優先。
資産形成目的:将来の売却や賃貸収入を見据えた購入。立地・流動性・利回りを優先。
目的が曖昧なまま購入すると、物件選びの軸がブレて後悔につながります。家族がいる場合は、この段階で全員の希望をすり合わせておくことが大切です。